阿波人形浄瑠璃の世界 トップへ戻る
CONTENTS
歴史の段 人形師ぼ段 木偶人形の段 用語解説の段 ギャラリーの段 あらすじ&ムービーの段
団体・サークル紹介の段 浄瑠璃マップの段 浄瑠璃カレンダーの段  
あらすじ&ムービー
前のページへ戻る
壷坂霊験記(つぼさかれいげんき)
Media Playerでご覧ください。
「三つ違いの兄さんとノノ」で知られる名作。盲人の沢市は、美しい女房のお里がこっそりと壷坂寺へお参りに行っているのを知り、ほかに好きな男でもいるのではないかと最初は疑うが、実は自分の目が見えるように観音に願かけに行っていたのだと分かる。真実を知った沢市は、お里に詫びるが、それだけ願っても治らないことに落胆する。妻を不憫に思い、いっそ自分が死んだ方が妻が幸せになるのではないかと考え、谷に身を投げる。谷底に沢市を見つけたお里も、後を追い身を投げる。その谷底の岩屋の奥から観世菩薩音があらわれ、二人の心がけをほめ、霊験によって二人は生きかえり、沢市の目も開く。二人は大喜びして観世音に感謝するという、夫婦愛を描いた目出たし目出たしの物語。最近では中村美律子の歌によっても知られる。
明治期の人形浄瑠璃『西国三十三所観音霊場記』がもと。名人といわれた豊澤團平が作曲。のち團平千賀女夫妻が加筆改作する。 
 
使用人形
     
 
ページ上部へ
お問い合わせサイトマップ
Copyright (C) 2006 阿波人形浄瑠璃の世界 All Rights Reserved.